残業を減らすと助成金が貰える!?
職場意識改善助成金
時間外労働上限設定コース
あなたの会社の従業員は、生き生きとした顔で元気に仕事をしていますか?
毎日のように残業をしている従業員はいませんか?
仕事量が多いから仕方ない・・・
ちょっと今は人手が足りなくて・・・
そうですよね、どうしても現状のまま頑張ってもらおう!と思ってしまいがちです。
例えば、コピー機って会社に必ずありますよね。毎日せっせと指示された通りにコピーや印刷を山のようにしてくれます。
でもコピー機って、よく壊れませんか?
紙が詰まったり、出来上がりを見たらなぜか線が入ってしまっていたり、日常的に何かしらの不具合がよく起こる機械なはずです。
でも、ちょっと想像してみてください。
コピー機が会社から無くなってしまったら、どうでしょう・・・
不便ですよね。ちょっと不便だなぁというレベルではなく、ないと絶対に困るものです。
仕事が進まない!と言っても過言ではないと思います。
機械はずっと使っていればどこかが必ず故障してしまうものだし、その故障を最低限に抑えるためには、もちろん定期的なメンテナンスが必要ですよね。
それは従業員も同じ。
従業員はスイッチさえ入れておけばいつまででも動いてくれるロボットや機械ではないし、感情だってあります。
働きすぎたら体を壊すし、定期的にリフレッシュをしないと疲れて頑張り続けられません!気力だけではもたないこともありますよね。
仮に従業員がそれを受け入れてくれているとしても、働きやすい職場環境であるとは言えません。
残業を続ける従業員の体調も心配ではありませんか?
人は時に頑張りすぎてしまう所がありますよね。でも、気付かないうちに肉体的にも精神的にも、思いのほか負担がかかっているものです。
特に今は過労死の問題も多く出ているので、世の中は残業にとても敏感になっているはずです。
そこで、この「時間外労働」いわゆる残業という問題を軽減するために役立つ助成金があることをご存知ですか?
時間外労働を減らして職場環境を良くすることで助成金を受け取ることができます。
今回は、「職場意識改善助成金 時間外労働上限設定コース」をご紹介します!ぜひあなたの会社にもご活用ください!
【概要】
職場意識改善助成金にはいくつかコースがありますが、どれも残業時間の削減や有給休暇の取得促進などをおこなうことで職場意識を改善して、より働きやすい職場環境にしていくことが目的とされています。
この時間外労働上限設定コースは、時間外労働を削減するために上限を設定した中小企業事業主に対して、実施したことでかかった費用の一部を助成するものです。
労働者の生活と健康に配慮することと、多様な働き方を実現することでより良い職場環境を目指します。
【支給額】
成果目標を達成した場合に、支給対象となる取り組みの実施に要した経費の一部が支給されます。
対象経費 | 謝金・旅費・借損料・会議費・雑役雑務費・印刷製本費・備品費・機械装置等購入費・委託費 |
助成額 | 対象経費の合計額 × 補助率 ※上限額を超える場合は上限額 |
補助率 | 3/4 |
上限額 | 50万円 |
【対象事業主】
限度時間(月45時間、年360時間など)を超える内容の時間外・休日労働に関する協定を締結している中小企業事業主。
※中小企業事業主とは、下記表の資本または出資の額か、常時雇用する労働者数のどちらかを満たす企業のことを指します。
業種 | 資本または出資の額 | 常時雇用する労働者数 |
小売業・飲食店 | 5000万円以下 | 50人以下 |
サービス業 | 5000万円以下 | 100人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
その他の業種 | 3億円以下 | 300人以下 |
【支給対象となる取り組み】
- 労務管理担当者に対する研修
- 労働者に対する研修、周知、啓発
- 社会保険労務士や中小企業診断士などの外部専門家によるコンサルティング
- 就業規則、労使協定等の作成や変更(年休の計画的付与制度の導入など)
- 労務管理用ソフトウェアの導入や更新
- 労務管理用機器の導入や更新
- デジタル式運行記録計(デジタコ)の導入や更新
- テレワーク用通信機器の導入や更新
- 労働効率を増進するための設備・機械等の導入や更新
※原則として、パソコン・タブレット・スマートフォンは対象とはなりません。
【まとめ】
以上が、「職場意識改善助成金 時間外労働上限設定コース」の内容です。
残業を完全に無くすことは難しいかもしれませんが、適した取り組みをおこなうことで削減することは絶対に出来るはずです!
健康でなければ仕事はできません。
毎日生き生き、楽しく仕事に取り組めたら、きっと業務成績にも繋がってきます。
職場環境を整えて、より働きやすい職場を作ることで従業員の定着も図れます。そして、その取り組みによって最大で50万円の助成金も受け取れるのは、とっても魅力的ですよね!
会社のために、一緒に働く従業員のために、この助成金